2017.03.16 Thursday
高1、5月。 #19
最初から読む
http://moonpiec.jugem.jp/?eid=24193
#18に戻る
http://moonpiec.jugem.jp/?eid=24886
「珍しいじゃん。京子から会いたいなんて言ってくんの」
「そう?先週も同じ話、しなかったっけ?」
「そうだっけ?でも嬉しいよ。京子が俺に会いたいって言ってくれるの。
どうする?どこか行く?それともメシ食いに行く?」
「ごめん。今日はそんな気分じゃない。」
「どんな気分?どーほー行く?どーほー。」
「コウジ、あのさ、私達もうやめにしないかな?ダメかな?」
「何、その冗談wwww面白いww」
「冗談じゃないの。真剣に言ってるの。私と別れて欲しいの。」
「なんで?別の男が出来たん?たこ焼き屋に一緒にいたあいつ?」
「違う。彼は関係ないし、彼にはカノジョもいる。」
「ならなんで?」
「私の問題。
コウジに告白された時嬉しかったよ。
だって、コウジうちの中学で間違いなく1番モテたもんね。
みんなコウジに夢中だったもんね。
そんなコウジから好きだなんて言われたら私舞い上がっちゃってさ。
コウジが高校生になって私はまだ中学で離ればなれになっても、
私には高校生の彼氏がいるって事が、周りの同級生に対して
優越感もあって気持ち良かったの。
でもね、最近ふと思ったの。
私はコウジのどこが好きなんだろうって。
周りの「いいね」とか、「羨ましいな」って言葉に流されてきたんじゃないかなって。
そうしたら分からなくなっっちゃったの。
ごめん。失礼な事言ってるよね。
コウジのいい所は沢山知ってるよ。だから今までこうやってずっと一緒にいたんだし。
でもね、最近はどうしてもそれと自分の好きって気持ちが繋がらないの。
わがまま言ってる事は分かってるし、コウジも知ってるよね、私がわがままな事。
ごめんなさい。
私との事、今日で、終わりにして貰えませんか?」
#20につづく
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「珍しいじゃん。京子から会いたいなんて言ってくんの」
「そう?先週も同じ話、しなかったっけ?」
「そうだっけ?でも嬉しいよ。京子が俺に会いたいって言ってくれるの。
どうする?どこか行く?それともメシ食いに行く?」
「ごめん。今日はそんな気分じゃない。」
「どんな気分?どーほー行く?どーほー。」
「コウジ、あのさ、私達もうやめにしないかな?ダメかな?」
「何、その冗談wwww面白いww」
「冗談じゃないの。真剣に言ってるの。私と別れて欲しいの。」
「なんで?別の男が出来たん?たこ焼き屋に一緒にいたあいつ?」
「違う。彼は関係ないし、彼にはカノジョもいる。」
「ならなんで?」
「私の問題。
コウジに告白された時嬉しかったよ。
だって、コウジうちの中学で間違いなく1番モテたもんね。
みんなコウジに夢中だったもんね。
そんなコウジから好きだなんて言われたら私舞い上がっちゃってさ。
コウジが高校生になって私はまだ中学で離ればなれになっても、
私には高校生の彼氏がいるって事が、周りの同級生に対して
優越感もあって気持ち良かったの。
でもね、最近ふと思ったの。
私はコウジのどこが好きなんだろうって。
周りの「いいね」とか、「羨ましいな」って言葉に流されてきたんじゃないかなって。
そうしたら分からなくなっっちゃったの。
ごめん。失礼な事言ってるよね。
コウジのいい所は沢山知ってるよ。だから今までこうやってずっと一緒にいたんだし。
でもね、最近はどうしてもそれと自分の好きって気持ちが繋がらないの。
わがまま言ってる事は分かってるし、コウジも知ってるよね、私がわがままな事。
ごめんなさい。
私との事、今日で、終わりにして貰えませんか?」
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