2017.07.09 Sunday
日光ウルトラマラソンレポート #5
7月2日(日)、
第一回日光100kmウルトラマラソンを走ってきました。
まごうことなく、
今日は日光ウルトラのレポートの第5話です。
前の話を読んでない方はそちらからどうぞ。
日光ウルトラマラソンレポート #4
http://moonpiec.jugem.jp/?eid=26906
◆東武ワールドスクエアー
77km。
東武ワールドスクエアー。
コース沿いに立ってるスタッフから、
左に曲がって東武ワールドスクエアーに入るように言われる。
今回の日光ウルトラマラソン。
今市市を出発して、
日光東照宮の中を走り、
いろは坂をのぼり、
中禅寺湖の回りを走り、
日光江戸村の中を走り、
東武ワールドスクエアーの中を走るという、
普通に車で観光に来てもこれだけ全部回れないだろうという、
いわゆる日光の観光スポットをすべて舐めて行くって言うコース。
その最後がこの東武ワールドスクエアーなんだけど、
さすがにもうおなかいっぱい。
左なんて曲がりたくない。
ワールドスクエアーなんて見なくていい。
入らなくていい。
このまま先に行かせてくれないかとスタッフに言ってみた。
スタッフの方は笑いながら、
まぁ、そう言わないで楽しんで来て下さいよってさ。
東武ワールドスクエアーの中は1kmくらい走ったのかな。
俺が入ったのと同時くらいに、おきねさんが出てきた。
(つまり1km差くらい)
おぐりんは俺のちょっと前を走ってたので、
ちょいちょい背中が見えてた。
俺がスクエアーを出ようとするころ、
ゆーこちゃんがスクエアーに入ってきた。
(つまり1km差くらい)
真っ赤な顔して辛そうだった。
「おぐりん前にいるよ。」って叫ばれた。
知ってるがなwww
見えてたし。
頑張ろうなって声かけた。
◆脳内麻薬
いよいよ持ってダメになった時用に、
究極のドラッグを僕はいつも持ち歩いてる。
どんなに辛くても、それさえ使えば復活出来る禁断の薬。
ただ、その薬にあまり持続性はない。
ものすごーく効果があるのは5km。
長くても10km。
それ以上になると効き目が薄くなる。
その名も
music
そう。
音楽さえ聴いて、歌さえ歌いながら一緒に走ればいくらでも元気になるの。
でもね、これは長い時間は続かないんだよね。
長く聞いてると飽きてくる。
そうすると効き目はなくなる。
加えて、長い時間イヤホンを耳に入れていると、
耳が痛くなるし。
51kmからipodshuffleを取り出した。
ただここから音楽を聴き始めると最後まで効果が持たないと思ったので、
51→75kmは録音してたラジオドラマを聴く事に。
大好きなドラマだから、つまらなくはない。
でも、テンションがあがるほどの効果もない。
なんとなく、なんとなく、ラジオドラマを3話分聴いた。
早く75kmに辿り着いてくれ。
そしたら音楽が聴けるのに。
そう思いながら。
そして75km到着。
いよいよ、禁断の薬を解禁。
お気に入りの曲を約500曲入れたipodshuffle。
shuffleで聴いてるから何がかかるか分からない。
ドキドキしながら、音楽に切り替えた。
ここからしばらく無敵モード。
75→85kmの10km区間は、
ずっと歌歌いながら走ってた。
この麻薬のおかげで、この区間はそんなにつらくなかった。
その証拠がコレwww
今回のレースの10kmごとの記録なんだけど、
一番早いのは当然一番元気だったスタートの0→10kmまで。
次に早い区間がこの音楽を解禁した、
70km→80kmの区間
ラスト20kmで、スタートの時と同じくらいのタイムで走れるなんて、
いかに麻薬がすごいか分かるろ?
この区間でおぐりんを抜いた。
◆キロ何分?
51kmの第3関門を越えてから、
10km毎に嫁に電話をしてた。
「今60km通貨しました。
キロ何分? メールして。」
って。
疲れててもうアタマの中で複雑な計算をする力なんて残ってない。
現在地と現在のタイムを嫁に伝えて、
キロ何分ペースを保てば、完走出来るかを
10kmごとに嫁に再計算して貰ってメールして貰ってた。
例えばキロ8分30秒ってメールが来たら、
どんなに遅くても、このタイムより遅れないように頑張って走ってた。
どんなに遅くても、このタイムだけを越さなければ完走出来るんだから。
60km→70km→80kmと走るにつれて、
キロ8分30秒が9分30秒になり10分30秒になり、
貯金はどんどん貯まっていった。
1kmごとに使えるタイムは長くなっていった。
そしてとうとうその時がやってきた。
そう。
シアワセの瞬間だ。
ウルトラにおけるシアワセの瞬間。
それはどこだ?
それはいつだ?
それは決してゴールではないんだ。
#6 につづく
http://moonpiec.jugem.jp/?eid=26993
長々と書いてきましたが、
次回いよいよ最終回っす。
第一回日光100kmウルトラマラソンを走ってきました。
まごうことなく、
今日は日光ウルトラのレポートの第5話です。
前の話を読んでない方はそちらからどうぞ。
日光ウルトラマラソンレポート #4
http://moonpiec.jugem.jp/?eid=26906
◆東武ワールドスクエアー
77km。
東武ワールドスクエアー。
コース沿いに立ってるスタッフから、
左に曲がって東武ワールドスクエアーに入るように言われる。
今回の日光ウルトラマラソン。
今市市を出発して、
日光東照宮の中を走り、
いろは坂をのぼり、
中禅寺湖の回りを走り、
日光江戸村の中を走り、
東武ワールドスクエアーの中を走るという、
普通に車で観光に来てもこれだけ全部回れないだろうという、
いわゆる日光の観光スポットをすべて舐めて行くって言うコース。
その最後がこの東武ワールドスクエアーなんだけど、
さすがにもうおなかいっぱい。
左なんて曲がりたくない。
ワールドスクエアーなんて見なくていい。
入らなくていい。
このまま先に行かせてくれないかとスタッフに言ってみた。
スタッフの方は笑いながら、
まぁ、そう言わないで楽しんで来て下さいよってさ。
東武ワールドスクエアーの中は1kmくらい走ったのかな。
俺が入ったのと同時くらいに、おきねさんが出てきた。
(つまり1km差くらい)
おぐりんは俺のちょっと前を走ってたので、
ちょいちょい背中が見えてた。
俺がスクエアーを出ようとするころ、
ゆーこちゃんがスクエアーに入ってきた。
(つまり1km差くらい)
真っ赤な顔して辛そうだった。
「おぐりん前にいるよ。」って叫ばれた。
知ってるがなwww
見えてたし。
頑張ろうなって声かけた。
◆脳内麻薬
いよいよ持ってダメになった時用に、
究極のドラッグを僕はいつも持ち歩いてる。
どんなに辛くても、それさえ使えば復活出来る禁断の薬。
ただ、その薬にあまり持続性はない。
ものすごーく効果があるのは5km。
長くても10km。
それ以上になると効き目が薄くなる。
その名も
music
そう。
音楽さえ聴いて、歌さえ歌いながら一緒に走ればいくらでも元気になるの。
でもね、これは長い時間は続かないんだよね。
長く聞いてると飽きてくる。
そうすると効き目はなくなる。
加えて、長い時間イヤホンを耳に入れていると、
耳が痛くなるし。
51kmからipodshuffleを取り出した。
ただここから音楽を聴き始めると最後まで効果が持たないと思ったので、
51→75kmは録音してたラジオドラマを聴く事に。
大好きなドラマだから、つまらなくはない。
でも、テンションがあがるほどの効果もない。
なんとなく、なんとなく、ラジオドラマを3話分聴いた。
早く75kmに辿り着いてくれ。
そしたら音楽が聴けるのに。
そう思いながら。
そして75km到着。
いよいよ、禁断の薬を解禁。
お気に入りの曲を約500曲入れたipodshuffle。
shuffleで聴いてるから何がかかるか分からない。
ドキドキしながら、音楽に切り替えた。
ここからしばらく無敵モード。
75→85kmの10km区間は、
ずっと歌歌いながら走ってた。
この麻薬のおかげで、この区間はそんなにつらくなかった。
その証拠がコレwww
今回のレースの10kmごとの記録なんだけど、
一番早いのは当然一番元気だったスタートの0→10kmまで。
次に早い区間がこの音楽を解禁した、
70km→80kmの区間
ラスト20kmで、スタートの時と同じくらいのタイムで走れるなんて、
いかに麻薬がすごいか分かるろ?
この区間でおぐりんを抜いた。
◆キロ何分?
51kmの第3関門を越えてから、
10km毎に嫁に電話をしてた。
「今60km通貨しました。
キロ何分? メールして。」
って。
疲れててもうアタマの中で複雑な計算をする力なんて残ってない。
現在地と現在のタイムを嫁に伝えて、
キロ何分ペースを保てば、完走出来るかを
10kmごとに嫁に再計算して貰ってメールして貰ってた。
例えばキロ8分30秒ってメールが来たら、
どんなに遅くても、このタイムより遅れないように頑張って走ってた。
どんなに遅くても、このタイムだけを越さなければ完走出来るんだから。
60km→70km→80kmと走るにつれて、
キロ8分30秒が9分30秒になり10分30秒になり、
貯金はどんどん貯まっていった。
1kmごとに使えるタイムは長くなっていった。
そしてとうとうその時がやってきた。
そう。
シアワセの瞬間だ。
ウルトラにおけるシアワセの瞬間。
それはどこだ?
それはいつだ?
それは決してゴールではないんだ。
#6 につづく
http://moonpiec.jugem.jp/?eid=26993
長々と書いてきましたが、
次回いよいよ最終回っす。