2018.02.06 Tuesday
2018年鬼ランレポート
当日もチラリと更新しましたが、
2018年2月3日節分。
今年もやりました。
鬼ラン!!
鬼ランとは?
サンタランの節分バージョン。
サンタランなんてもう古いぜ。
お前何人よ?日本人だろ?
何がサンタだよ。
日本人なら節分だろ!豆まきだろ!鬼退治だろ!
ってなわけで、鬼のお面被って市内を走りまわって、
沿道にいる子供達に豆を渡してぶつけて貰って駆除して貰うランを
昨年から行っております。
去年の模様
http://moonpiec.jugem.jp/?eid=24165
今日はそんな2018年の鬼ランレポートです。
去年は総勢6人の赤鬼と協調性のない1人の青鬼、
合計7匹の鬼で走りましたが、
今年は鬼団への入団希望者がかなり増え、
12人の赤鬼と、協調性がない1人のオレンジ鬼、
総勢13人の大鬼団を結成して、街に涙と笑いを届けてきました。
ちなみに去年の青鬼は、今年は姿こそは赤鬼で来たけど、
集合時間に遅刻してやってきて、
豆ぶつけられたり、
みんなからやっぱりいじめられてたww
◆模様
今年も去年以上に街ゆくちびっこ達をギャン泣きさせて
そして今年も去年以上に街にいる人達を
笑顔に変えてきました。
時に市原悦子ばりに建物の陰に潜み、
赤鬼Aの手引きに合わせて、
子供の前に突然現れて、
子供をギャン泣きさせたりした
◆鬼ランの手順
ルールは簡単。
赤鬼で徒党を組んで
「悪いごはいねぇえぇええか?」
と言いながら
(若干、違うイベントの要素も含まれてるけどwww いいとこどりって事で許せよ)
街中を練り歩き、否、練り走り、
目の前にターゲット(ちびっこ)を見つけると、
鬼のお面をはずした二人が枡に入った豆を持って、
ちびっこ(そして一緒にいる親)の所に走って行って、
「あっちから鬼がやってくるので、
これまいて退治してくれませんか?」
と伝える。
オレ達、赤鬼団は
ガオガオ言いながらちびっこに近寄っていく。
ここで大半のちびっこはギャン泣きしちゃうんだけど、
ちびっことその親に豆をぶつけられる。
豆をぶつけられると
痛い痛いと地面をのたたうちまわるオレ達。
ここで、親達は大爆笑。
子供の半分は笑ってたけど、
半分はそれでもギャン泣きのままだったな。
何度も何度も、子供達に豆をぶつけられて、
地面をのたうちまわるオレ達。
ゆーこちゃんなんて、その迫真の演技のせいで、
ケツに入れていたスマホの画面をケツ圧で割るほどの熱演ぶりwww
最後にオレ達を退治してくれた勇気あるちびっこに、
勇気の証として、お菓子をプレゼントして
「ありがとう!」
ってお礼を告げて、
風のように走り去る。
こんな手順に基づいて頑張りました。
◆ガオー
走ってる途中、疑問に思った。
オレ達はガオガオ言いながら街中を走ってたけど、
鬼って本当はなんて鳴くんだ?
ガオーでいいのか?
◆繁忙期
コースは昨年同様。
研究学園駅改札に9時半に集まって、
市内で沢山人がいそうな場所を目指して走って行く。
最初の目的地は研究学園の南側にある公園。
昨年もそうだったんだけど、
この日、この公園では
つくば健康マラソンって大会が開かれていて、
沢山のちびっこと親子連れがこの公園にいた。
間違いなく、鬼ランのコースの中で、
子供も大人も一番沢山いるポイント。
昨年もここは通ったんだけど、
鬼ラン初年度って事で、
走り始めはなんとなく気恥ずかしくて、
このポイントはこそこそと隠れながら通過したんだけど、
今年はもうそんな恥も外聞もなく、堂々と公園に入った。
そしたらさ、まぁ寄ってくる寄ってくる。
子供も大人も。
うちの子にもやってくれ。
うちの子にもやってくれ。
一緒に写真撮ってもいいか?
一緒に写真撮らせてくれと。
オレ達、人気ものすぐる☆
何度この公園で豆ぶつけられて転がりまくったことか。
さすがに、このままでは始末におえんと思ったので、
うちの子にも、うちの子にもの
沢山のリクエストを背中に聞きながら、
公園を後にした。
あっ、でも、公園去る前に、
鬼みんなで健康マラソンの応援もしたんだ。
赤鬼一同、沿道に一列に列んで、
目の前を元気に走ってくちびっこ達を「頑張れ!」「頑張れ!」って言って
応援した。
楽しかったなぁ。
◆価値観
去年から始めたこの鬼ランって言う企画。
オレ達が走って近寄るとちびっこ達は
十中八九、泣き出します。
逆にちびっこを連れて歩いてる親達は
その姿を見て笑ってる。
スマホを取り出して、鬼に囲まれてる我が子の写真を撮る。
中には本当にものすごい勢いでギャン泣きするちびっこもいて、
そういう子見てると、実際心は痛む。
オレ達こんな事をしていて、本当にいいんだろうか?と。
逆にオレ達の事を上手く利用して子供をしつけする親達もいる。
「ほら、○○ちゃんがいつも朝寝坊するから、
こんなに沢山の鬼さんがやってきたよ。
明日の朝からはちゃんと起きる?起きれる?」
「お゛ーぎ゛ーるぅううう゛
ごめ゛ん゛な゛ざぃいいいいいい゛」
「朝起きれないと、また鬼さん達に来て貰うからね。
分かったねっ!!」
ちびっこ達からすれば、間違いなくオレ達は迷惑すぎる存在であり、
ちびっこの親達から見ると、節分の日のオレ達赤鬼達は
なんとなくありがたい存在みたい。
価値観はその人をとりまく環境や立場によってそれぞれだ。
世の中に100人いたら、100人の正義がそこにはある。
「ボクのおとうさんは、桃太郎というやつに殺されました」
多様な価値観がぶつかり合う時代に、異なる視点を持つことの大切さを考える。
桃太郎伝説の故郷、岡山県では道徳でこんな授業をやってるらしい。
「もし桃太郎が鬼にも家族がいることを知ったら、
どうしたと思うだろう?」と。
正直俺はこの授業を受けてみたい。
否、この授業の風景を見てみたい。
子供達はどんな事を思って、
どんな意見をぶつけあうのか。
今年の鬼ランを開催するに当たって、
色んな練習会で会う人達にも口頭でも声をかけた。
「鬼ラン、一緒にやりませんか?」って。
その中で一人、
ラン仲間のowlさんからはこんな風に言って断れた。
「owlさん、今週の土曜日なんか予定あるんすか?
一緒に鬼ランしませんか?」
「予定はなんもないけど、鬼ランは俺はいいや。」
「えっ、なんでですか?」
「ちびっこを泣かせるのは、俺の美学に反するんだよね。」
うーん・・・
上述したように、ちびっこを泣かせるのは、
正直心苦しくはあるんだよ。
でも、きっとボクは来年もこのイベントを開催すると思う。
来年は今年を以上の赤鬼軍団を集めてやりたいと思ってる。
なんか上手い方法はないかなぁとは考えてるんだけどね。
ネタバレになるから詳しくは書かないけど、
ディズニーの映画、モンスターズインク的なオチと言うか、
モンスターズインク的な上手い手法はないか
一生懸命考えてはいるだけどなぁ。
そんなこんなで、以下、今年の鬼ランの写真達なり。
良かったら見てやって。
なんやかんやで今年も楽しく走ってきました。