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moon piece P-diary

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高1、5月。 #14
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    最初から読む
    http://moonpiec.jugem.jp/?eid=24193
    #13に戻る
    http://moonpiec.jugem.jp/?eid=24514



    「めずらしいじゃん。京子から会いたいなんて言ってくんの」

    「そうかな?」

    カレシ、カノジョと呼びあっているけど、
    私はこの人の事好きなのかな?
    コウジから好きだって告白された時は嬉しかった。
    コウジ先輩とつきあえるなんてって、
    周りの友達からひやかされるのも嫌じゃなかった。
    でも、私は本当にこの人の事好きなのかな?

    それでも、今日は無性にコウジに会いたかった。
    連絡をすると、すぐにコウジは迎えに来てくれた。
    コウジのお家はお金持ちだ。
    自分の部屋に自分専用の電話がひいてあるから、
    時間を気にする事なく電話をかける事が出来る。
    男の子の友達に電話する時、お母さんとか出たらどうしよう
    そんな心配をする事なく電話が出来る。

    4月生まれのコウジは、高校入ったと同時に、
    親にねだって中型のオートバイを買って貰ってた。
    もちろん学校には内緒で、教習所に通って。

    会いたいって連絡した10分後に、
    私はコウジのオートバイの後ろにのっかって、
    コウジのおなかに腕をまわしていた。

    「めずらしいじゃん。京子から会いたいなんて言ってくんの」

    「そうかな?そんな事ないよ。」

    「なんか嫌な事でもあったん?」

    「べーつに。」

    「どうする?どこか行く?それともごはんでも食べに行く?」

    「どこでもいいから連れてって。」

    そう言うと、コウジはバイクのエンジンをかけた。
    コウジの背中に頬をつけながら、
    今日の事をぼんやり考えてた。
    今日私を訪ねて来た女の先輩の話。

    「もういいべさ。」

    気がついたら、いつもの洞峰公園に戻っていた。
    いつものベンチに二人で座ってた。
    木が生い茂ってて、そこだけ切りとらた秘密の基地みたくなってる公園。
    コウジはここが好きだ。

    「京子、本当に今日ヘンだよ。何かあったん?」

    「なんにも」

    言葉と同時に唇を重ねてくる。
    コウジの舌が私の口の中に入ってくる。
    ミサワくんとあの先輩はいつもこんな事をしてるのかな?

    ぼんやり考える。
    気がついたら、コウジの手が制服のブラウスのボタンを器用に外して、
    私の胸を触っている。


    「いやっ!!」

    「なんでだよ?
     俺達つきあってんだろ?
     なんでダメなんだよ。」

    「分からないけど、嫌なものは嫌なの。
     ごめん。分かって。」

    「俺は京子としたいんだよ。」

    「ごめん。コウジの事好きだよ(本当かな?)
     でもどうしてもこういうのは嫌なの。」

    「なんで?」

    「ごめん。自分の気持ちだけどよく分からない。
     恐いって言うのもある。
     でもなんかよく分からないけど嫌なの。」

    「つまんねー女だな。」

    「ごめん。もしさ、コウジがこういう事したいなら、
     別れて別の女の子とつきあってもいいから。」

    「そういうつもりはないけどさ。」

    「あのさ、ヘンな事聞いていい?」

    「何?」

    「なんて言うか、コウジは、アレした事あるんだよね。
     私とつきあう前につきあってた先輩と」

    「ああ、うん。」

    「そういうのって沢山してたの?」

    「そういう話は京子にはしたくないな。
     嫌じゃないの?そんな話聞いて。」

    「あんまり好きな話じゃないけど、
     ねぇ、そういう事をする時って、
     コウジは女の人のおヘソ舐めたり、
     逆に女の人に舐めて貰ったりするの?」

    「ヘソ?何それ?」

    「今日入江とみーがそんな話しをしててさ」

    「よく分からないなぁ・・・
     少なくとも俺は女の子のヘソ舐めた事ないよ。
     京子が舐めて欲しいって言うなら、
     喜んで舐めるけど。」

    「そういうんじゃない」


    #15につづく
    http://moonpiec.jugem.jp/?eid=24815
    最初から読む
    http://moonpiec.jugem.jp/?eid=24193
    | - | 22:19 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
    一気に読んでしまったよー!
    | ベティ | 2017/03/09 3:21 AM |
    ありがとうな。
    | むんちん | 2017/03/14 8:24 PM |









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