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2018年美ヶ原トレイルラン 走行記 #6
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    6月30日土曜日、第8回美ヶ原トレイルラン大会の80kmの部に挑戦してきました。
    今日はまごうことなく、そのレポートの#6です。
    #5を読んでない方は、そちらからどうぞ。
    http://moonpiec.jugem.jp/?eid=32878




    ◆カズ

    40kmの関門が近づいてくる。
    行くか止めるか、
    色んな事を考えた。

    暑さでフラフラする。
    水と麦茶しか飲んでないから脱水をおこしかけてるのを感じる。

    ロードと違って山のレース。
    無理して、途中で倒れるわけにはいかない。
    倒れても自力で救助して貰える場所まで移動しなければならない。
    無理そうだと感じているなら、
    勇気を持ってここで「やめる」を判断する必要があるのじゃないか?

    限界に限界を重ねたらもしかしたらゴール出来るかもしれない。
    でもその後倒れたら会社はどうするん?
    残ってる仕事はどうするん?
    俺の替わりは誰もいないよ。

    時間も気になってた。
    8時間半かけて40km。半分。8時間半もかかったのにやっと折り返し。
    ここからコースが楽になるならまだしも、
    また同じようなコースをもう半分走る。
    疲れでここからますますタイムが落ちてくるのに、
    残り40kmは7時間半。
    前半よりタイムを1時間縮めて走らないといけない。
    そんなの走れるわけねーじゃんと。

    場所的な要因もあった。
    ずっとずっと山の中を走り回っていて、
    久しぶりの街中、舗装路、自販機があるような場所まで下りてきた。
    少しホッとした。
    もうここで終わりでいいじゃねーか。ここがゴールでいいじゃん。
    もう山の中なんて入りたくねーよと。

    やめる理由は後から後から、浮かんで来るのに、
    走り続ける理由は何一つ浮かんで来なかった。


    ・・・と
    色々御託を並べたけど、
    ここでやめると踏み切った一番の理由はコレ。








    ダメだったのは俺だけじゃない。







    この想い。
    ゆーこちゃんは26kmでひっかかってると思ってた。
    結果的には26kmはギリギリクリアーして、
    ゆーこちゃんも40kmでひっかかかったんだけど、
    この頃はまだ知らなくて、
    26kmで終わってると勝手に思ってた。

    ダメだったのは俺だけじゃない。
    俺だけだったらとてつもなく悔しいけど、
    他にもダメだった人がいる。
    ならもういいじゃん。
    仕方ないじゃん。
    頑張ったけどダメだったんだもん。
    こう思ってしまった。
    マラソンは他人と比べる競技じゃないって分かってるけど、
    どうしても他人と比べる事ばかり考えてた。





    よし、止めよう。






    ここで終わる。
    この先は進まない。
    ガーミンを見てほんの少しペースを落とした。
    そしてわざとここの関門にひっかかった。




    ・・・活字に起こしてみると、
    我ながらなんて本当にクズだなと思う。
    自分の事だけど、書いててツライww
    こんなに赤裸々なままに
    クズっぷりを披露する必要あるのだろうかとw


    先週の水曜日、ウエシマで走ってる時、
    なかじーと少し話した。

    「関門にひっかかったんじゃなく、自分で止めたんですね。
     俺なら絶対そんな事しないっすね。俺は諦め悪いんで。
     ダメになるまで、ひっかかるまでは走り続けますね。」って

    日が経って改めて考えてみると、
    自分でもそう思う。
    なんであそこで止めちゃったんだろうって。
    次の関門は越えられるかどうか分からなかったけど、
    少なくともここ(40km)は越える事が出来たのにって。
    ならまだチャレンジすれば良かったのに。
    ものすごくもったいない事をしたと思うし、
    このせいで10年間大切に守ってきたものも失ってしまった。
    自分の愚かさや心の弱さが悔しくてたまらないけど、
    でもさ、あの場所で、




    「もう無理。
     もう全部失ってもいいから
     今日はこの先、1mmも走りたくない。」




    そう思ったのも事実なんだ。
    今になれば思う。
    まだやれたし、まだやるべきだったと。
    でも、あそこではどうしても走り続けようとは思えなかった。


    少し話が逸れるけど、
    ワールドカップの話。
    今回のワールドカップで長谷部と本田は代表を引退するんだってね。
    代表を引退する。
    ちょっと前の話で行くと中村俊輔がそうだったように。
    俺さ、前からこの「代表引退」って言葉には凄い違和感を感じてる。

    サッカー選手を引退するなら分かるけど、
    代表を引退するってなんだ!?って。

    サッカー選手を引退するを決めるのは自分自身だけど、
    代表に入るかどうかを決めるのは本人じゃなく、
    日本代表監督、サッカー協会、(そして電通w)が決める事じゃん。
    何、自分で主導権持ってってんのよ?と。
    自分は、この先も代表に選ばれるけど、
    今の自分にはもう若かりし日のパフォーマンスは出来ないので、
    辞退しますとか考えてるわけ?
    なんだそれ?
    驕りにもほどがあるだろうと。

    それとも体力の衰えは感じつつも、
    まだまだやりますよって宣言してたのに、
    次回の代表選考で選ばれなかったらプライドが傷つく。
    ならば最初から予防線を張って、
    「俺はもう代表には入らないから」
    こう宣言しておけば、
    選ばれなくても傷つく事はないだろうって思ってるのかな?

    いずれにしても俺はこの「代表を引退する」
    って言葉が嫌い。
    大嫌い。
    サッカーを続けてるなら、いくつになっても頑張って欲しいし、
    代表を目指して欲しいと思ってる。
    三浦知良、カズみたいに。

    今のカズにあの頃の輝きなんてもうないけど、
    それでも彼は続けてる。
    一生懸命頑張ってる。
    そのひたむきな姿を見るたびに泣きそうになるし、
    そんな姿を見る度に俺も頑張ろうと思う。
    カズがどんなにダメになったとしても応援しようと思ってる。


    話戻。
    今回のレース、やろうと思ったらまだやれたのにな。
    少なくとも40kmの関門は越える事は出来た。
    でも、もうこれ以上走らなくていい理由を作る為に、
    わざとここの関門にひっかかった。

    先に進めるのか、この先を進んではダメなのか、
    決めるのはレースの主催者であって、俺じゃない。
    でも、今回は自分からその道を絶った。
    自分で終わらせた。

    「代表を引退します。」

    憧れているカズにはなれなかった。





    #7に続く

    http://moonpiec.jugem.jp/?eid=32888







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