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moon piece P-diary

<< 差 | main | 全部中止だ!! >>
長い話。あれからの話。明日からの話。
0

    8月3日、金曜日
    23時54分新宿発のムーンライト信州号に僕達は10人で乗った。
    おぐりんの奥様と娘さんが二人の席。
    残った8人はボックス席にして、
    4人ずつ座った。

    俺のボックス席には、
    美穂ちゃん、ゆーこちゃん、俺、そして落合さんが座ってた。
    列車の出発と同時に持ってきたビールで乾杯。
    楽しい旅の始まりだった。

    その時に話をした。
    この前テレビで観たんだけど、
    八ヶ岳に本沢温泉って所があって、
    2,000mとかで日本で一番高い所に露天風呂があるらしいんですよ。
    落合さん、次はそこに連れていって貰えませんか?って。
    そんな所で景色見ながら風呂入ってみたいっす。
    酒飲んでみたいっす。
    山の上で風呂入れるなんて最高じゃないっすか。

    いいですねー。
    なら次はそこに行きましょう。
    そこからなら天狗岳とか硫黄岳が近いから、
    次は本沢温泉まで登ってそこにテントを張って、
    荷物をテントに置いた後、どっちかの山頂に登りましょう。
    いつ登ります?

    俺は9月のこことここなら、
    私はそこはダメだなぁ。この日なら。
    私はこの日とここの日なら。

    待て待て待てぇい。

    今は無理。ここ(電車の中)では無理。
    9月行くのは決定でいいよね。
    いつ登るかの日程の調整は今回の山が終わって帰ったらまたLINEでやろうぜ。
    落合さん9月もお願いしますね。

    行きの電車の中でこんな話をしてた。
    みんな笑ってた。
    山登って温泉つかってる所を僕は想像してた。












    山から帰ってきて

    この日程調整の話をする事はなかった。












    行きの電車であんな話してたよね。
    俺さ、やっぱり登って来ようと思うんだよ。
    色んな気持ちや想いはあるし、
    実際問題、恐いって気持ちもある。
    でも俺は登ってみたいんだよ。
    あそこで話してた山に行ってみたいと思ってる。
    もしアレだったら一緒に行かないか?
    お葬式の後だったかな?
    お葬式が終わってしばらく経ってからだったかな?
    はっきり覚えてないけどそんな話をした。

    そんな経緯を経て
    明日から本沢温泉に行く事になった。
    明日は本沢温泉まで登って、そこでテントを張って温泉入って酒飲んでおしまい。
    翌日の土曜日、荷物は全部テントに置いて、
    状況を見て天狗岳か硫黄岳に登るつもりだった。

    やっぱり本沢温泉に登る。
    そう決めてから今日まで色んな事をやった。

    地図とにらめっこして行程を考え、スケジュールをたてて、
    山小屋やテント場、泊まる場所を調べて予約たり、
    登山届を作って提出したり、山保険を調べて入ったり、

    今まで全て落合さんがやってくれた事を全部自分でやった。
    落合さんは今までオレ達の為にこんな事をしてくれてたんだぁと思った。
    はじめて自分で登山の計画して山に登る。
    きっと落合さんがやってくれたように完璧には出来てないと思う。
    仕方ない。
    初めてなんだから。
    でも少しずつ経験をこなして上手く出来るようになりたいと思いながら。

    でもさ、こんなに頑張ったのに、
    天気が味方してくれない(>_<)

    この一週間、1日に何度天気予報を見ただろう。
    予報は猫の目のようにコロコロ変わった。
    晴れマークがついたら飛び上がって喜び、
    雨マークがついたらがっかりした。

    今回は天気が芳しくない事が分かって以来、
    リスケして、天気のいい日に再チャレンジと話合ったんだけど、
    やっぱりみんな仕事や家庭を抱えていて、
    違う日を設定する事は無理みたい。

    ならば、今回せっかくみんなで合わせて休み取ってるなら、
    山行かなくても、何かしようよって話になって、
    山に行かないならキャンプに行こうって話になった
    キャンプなら大雨さえ降らなければ、
    タープの下にいれば平気だからと。

    山に行くのか、中止にするのか、
    散々悩んで、最終的に今日のお昼の天気予報を見て決めた。
    今回の登山は中止。
    今日のお昼に山小屋にキャンセルの電話をかけた。

    天気予報を見る限り、
    八ヶ岳の明日も明後日は雨。

    雨でも登ってもいいのかもしれない。
    何を求めて山に登るのか?
    雨が降ろうが雪が降ろうが山は山で、
    今、自分の前にある、ありのままの姿を受け止めて、
    目の前にある景色を愛せばいいと思う。
    雨の山。ガスってる山。星の見えない山。
    それでも山は山だ。

    でも、俺はまだそこまで純粋に山の事を愛せていなくて、
    俺が観たいのは、高い所に登って
    目の前に広がっている景色、それが見たい。
    唐松岳や白馬の山頂で見たような景色。
    そしてそれを見ながらご飯を食べたり、お酒を飲んだり、歌を歌ったりしたい。
    そういう意味では今回の天気は、俺の目的では厳しいし中止すべきだと思った。
    でも、最後まで決められなかった。

    晴れはしないけど、
    山の天気だし、雨とか曇りの合間、合間に
    青空が見えるのではって思いがいつまでもあって。
    厳しいのは分かってる。
    でも、山の天気だし、予報ではああなってても、
    もしかしたらって思いがいつまでも心の中にあった。

    山に行くのか、中止にするのか、
    散々悩んで、最終的に今日のお昼の天気予報を見て決めた。
    今回の登山は中止。

    お金もかかるし、どうせ登るなら、
    やっぱり天気予報で晴れマークがついてる時に登りたいと思う。
    山の天気だから、晴れマークがついていても雨が降るかもしれないけど
    それでも今回よりはきっと状況はいいと思う。
    なら今回は見送って、天気予報で晴れマークが2つ列ぶ日に
    仕事休んで一人で登りに行くかなぁと。

    最終的に中止を決めたのは、
    桶屋からの

    僕も登るなら楽しみたいし、
    可能な限り不安要素は取り除いておきたい。
    だからこそ今回は天気が厳しそうならスパっと
    「今回は日が悪かった。神様もやめとけっ言ってるんだな」
    と考えてスパっと中止も全然アリだと思いますよ♪

    ってLINEを見て。
    そうかもしれないなぁと思った。

    言っとくけど俺と桶屋って8歳とか10歳くらい歳違うからな。
    (桶屋の正確な歳は何度聞いても覚えられない)
    もちろん俺のが年上な。
    結局、自分では何も決められなくて桶屋に決めて貰った。

    ただこの事は自分の中でも強く思ってた。
    あの日からこう思ってる。
    これからも俺は山に登る。
    でもこれからの山登りは、
    少しでも危険な要素があるならやらない。
    この気持ちを桶屋が押してくれた感じ。

    だから明日は登山を諦めてキャンプに行く。
    ただキャンプに行って、合間に晴れ間が見える度にきっと後悔すると思うの。
    やっぱり登っておけば良かったなと。
    逆に山に登って、ずっと雨に降られて何も見えなくて寒い中歩いてたりすると
    きっと後悔すると思うの。
    こうなるのは予報で分かっていたんだから、キャンプにすれば良かったのにと。
    そういう意味で、山がダメならキャンプに行こうぜの選択肢を持ち出した
    俺がアホだったよなって思ってる。

    「やらない後悔」と「やった後悔」。
    どっちの後悔が強いか。

    どっちをやってどっちをやらない。
    雨を覚悟で登山に行った。
    雨が降るからキャンプに行った。
    どっちにしても今回は心に刺さった小さなトゲは抜けないままだと思う。
    もし今回救われるなら、キャンプに行ってキャンプ先でもずっと雨だったら
    この後悔はないんだろうなと。
    すげー雨だ。キャンプにしといて良かったと。
    自分はなんてネガティブな人間だろうと思う。

    落合さんがいてくれたらなぁって心から思った。
    落合さんがいてくれたら、

    「じゃあ、今回はやめましょう。」

    「もしかしたら晴れるかもしれませんから、
     行くだけ行ってみましょうよ。そしてダメならまた考えましょう。」

    今日の昼までなんてひっぱらなくて、
    きっと、昨日の夜の時点で、
    どっちかに決めてスパっと言ってくれたと思う。
    そして落合さんが、そう言ったなら、
    何も疑問も持たずにその判断に従った。

    ギリギリのギリギリまで引っ張って、
    最終的には桶屋に判断をゆだねて、
    結局自分では何も決められねーのかよって情けなく思った。
    落合さんがいねーと、おめーはなんにもできねーのかよって。

    落合さんは、

    「昔、北アルプスに一人で登りに行った時に
     予報は雨で、覚悟して行ったんだけど、
     麓に着いたらすごい雨で、結局麓に行っただけで、
     1mも登らず帰った事ありましたよ。
     あの時はちょー悲惨でしたよ。」

    この話をよくしてくれた。
    落合さんがいたらきっとまたこの話をしてくれただろうなって思った。
    その上で、落合さんなら、今回どっちの判断をしたんだろうなって思う。


    結局、俺は一人では何も決められなかった。


    そして今となっては、
    キャンプそのものも
    風前の灯火って状態。

    天気に文句言っても仕方ないけど。

    そう言えば昔、
    風前の灯火か空前の灯火かって話で
    揉めた事あったな。

    そんな話、どうでもいいか。

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